大根の皮は美味しく食べられる!栄養も食材も無駄にしない使い方。

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大根の皮、捨てていませんか?

大根の栄養素の中でも豊富に含まれているというビタミンCは
実は皮の近くの方が多いんですよ。

皮を捨てれば、栄養も無駄になり、ごみを増やすという点では環境にも悪影響を与えてしまいます。

私はいつも皮まで食べています。

使い方しだいで、美味しく食べれて、環境にもエコ。
そして、なにより栄養を無駄なく摂取できます。

最近、よく耳にするファイトケミカルスという栄養素。

これは野菜が持っている自然の力が生み出した成分なのですが、
皮や種の近くに多く含まれている成分なんです。

大根の皮にも、ビタミンCをはじめとする栄養素がたっぷり含まれています。

今回は、大根の皮を捨ててしまっている、そんな人にぜひ読んでもらいたい内容です。
大根の皮を無駄なく使って栄養も無駄なく、そして環境にも優しいメニューを作って食べてください。

目次

大根の栄養

まずは、大根にはどんな栄養が含まれているのかについて紹介します。

大根は100gで約18キロカロリーと低カロリーな野菜。

栄養も葉の部分と根の部分では全然違い、葉の部分の方がはるかに多いです。

大根の葉の栄養や活用法についてはこちらを参考にしてみてください。

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今回は、白い根の部分について。

100g中の栄養成分をまとめた表です。

ほとんどが水分で、タンパク質、炭水化物、食物繊維が少しありますよね。
ビタミンでは、ビタミンB1、B2、葉酸、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。
そして無機質、いわゆるミネラルが含まれています。

さらに、大根には重要な役割をもつ成分が含まれています。

大根の消化酵素とファイトケミカルス

大根に含まれる消化酵素

重要な役割をはたしているのが、アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼという消化酵素
そして、辛みの成分であるイソチオシアネート

アミラーゼは、でんぷん分解酵素。
プロテアーゼはタンパク質分解酵素。
リパーゼは脂肪分解酵素。

という働きをもっています。

これは、生で食べると効果を発揮する成分です。

おろし蕎麦など麺類に添えたり、お餅に大根おろしを添えたりして食べるのは
アミラーゼの効果があるから。
お肉を大根おろしなどに漬け込んでおくと柔らかくなるのは、プロテアーゼの効果。
天ぷらや揚げ物に大根おろしを添えて食べるのは、リパーゼ効果を期待して。

こういうことなんですね。

大根に含まれるファイトケミカルス

そして、大根に含まれているファイトケミカルスといえば、辛み成分のイソチオシアネート

これは、大根を切ったり、すりおろしたりすることで細胞が破壊されて作られる成分で、
消化作用や、殺菌作用があります。

これも、生で食べることで効果を発揮する成分で時間がたつと成分が薄れてきてしまうので、
食べる直前にすりおろす方が効果があります。

また、根の下の部分や皮に近い部分に多く含まれているので、
辛い大根おろしを作るなら、根の下の部分や皮も一緒にすりおろすといいです。

大根おろしに医者いらず

よく「大根おろしに医者いらず」と言いますよね。

これは、大根おろしの効果がすごいっということなんですが、どんな効果があるのか紹介します。

殺菌作用を利用した使い方で、大根おろしでうがいをしたり、牡蠣を洗う時などに使っています。
また、風邪で喉が痛いときに、私は大根おろしとハチミツとリンゴを合わせたものを食べたりします。
これも、殺菌効果をねらってます。

大根おろしとハチミツ、リンゴは喉の痛みに意外と効果あるんですよ!

そんなすごい大根おろしですが、みなさんは皮をむいてすりおろしていますか?

大根の皮には、ビタミンCやイソチオシアネートなどが多く含まれているので、
皮ごとすりおろすのが効果的なんです。

大根の皮は美味しく食べれる!

大根の栄養をみてきましたが、大根の根の部分には、はっきり言ってあまり栄養はないですよね。

大根の消化酵素やイソチオシアネートなどの効果を期待したいならば、生ですりおろして食べる
という食べ方が良いということも分かりました。

でも、毎日生のすりおろした大根を食べるというのは飽きてしまったり、なかなか面倒ですよね。

大根は加熱したら、栄養がなくなってしまう、と思っているかもしれませんが、
大根の皮にはビタミンCが豊富に含まれているので、皮も一緒に調理してみてください。

ビタミンCは水溶性なので、茹でたりすると栄養分が水に溶け出てしまいます。

サッと炒めたり、汁物に入れたりして使うのがおすすめです。

私がよく作っている大根の皮の使い方を紹介します!

大根の皮きんぴら(アレンジ無限大!)

大根の皮のきんぴらは、本当に美味しいです! お弁当のおかずにもピッタリですよ。

ぜひ作ってみてください。しかもアレンジは無限大。

ポイントその①

大根の皮をむいて皮以外をサラダなどに使う場合に、皮をむくときのポイントがあります。
大根の皮をわざと厚くむく!

こうすることで、大根の皮のきんぴらがとっても美味しく仕上がります。

ポイントその②

米油を少し多めに加えて炒める。(15㎝のフライパンで大さじ1~2程度)

米油で炒めることで、香ばしさが出ます。

また、少し多めに加えて揚げ焼き風に炒めることで表面がカリッと、中がホクホクに仕上がり
美味しいきんぴらになります。

サッと短時間で炒めればOK。

ポイントその③

スパイスなどで風味をプラスして、アレンジは無限大!
大根の皮のきんぴらの美味しさは、ここにあるかも。
みなさんは、きんぴらというとどんな調味料で味付けしていますか?
酒、みりん、砂糖、しょうゆ でしょうか?
もちろん、これでも美味しいきんぴらが作れますが、
私がよく作っている、もっとシンプルで味に深みがでる味付けを紹介しますね。
それが、スパイスや魚醤などです。
大根の皮を米油で香ばしく炒めたら、スパイス+塩または魚醤 で味付けします。

スパイスといっても難しく考えなくて大丈夫です!

カレー粉は、一番簡単で使いやすいスパイスのブレンドなので、おすすめ。
炒めたら、お好みの量のカレー粉を加えてサッと混ぜ、ナンプラーや塩などで味付けすれば出来上がり。
アレンジが無限大といったのは、味つけがいろいろできるからなんです。
他にもよく作っている味付けを紹介します。
・クミンパウダー+塩
・梅昆布茶
・ねり辛子+マヨネーズ
・ワサビ+ポン酢
・鶏ガラスープや創味シャンタン
・しょっつる(魚醤でも可)+レモン汁
・バジル+粉チーズ
・ケチャップ+オレガノ
などなど。
まだまだあるんですが(笑) 自分のお好みのハーブやスパイスと、塩分や酸味などを加えて
美味しい大根の皮のきんぴらを作ってみてください。
基本は分厚くカットして米油でサッと揚げ焼き風に炒めること。

皮ごと大根おろしにして料理に添える

これは、皮も生で食べるので、イソチオシアネートの効果や消化酵素もしっかり発揮できる食べ方です。

皮と一緒に大根おろしを作るだけ!

お肉料理、魚料理、大豆製品などに添えれば美味しく食べれます。

上の写真はハンバーグに添えてポン酢でさっぱり仕上げています。

魚料理では、ブリなど脂がのってコッテリ系の魚をさっぱり食べるのにおすすめです。
もちろん、サンマの塩焼きにたっぷり大根おろしは美味しいですよね!

ブリ大根ではなく、「ブリの大根おろしソース」

ブリとネギをオリーブオイルで焼き、簡単に麺つゆで味付けしたら、
大根おろしに麺つゆと酢でかるく味付けしたものを添えれば出来上がりです。

さつま揚げに大根おろしも美味しいです。

さつま揚げをカリッと香ばしく焼き、大根おろしにドレッシングを合わせて添えてみてください。
さっぱり美味しいおつまみ風の一品になりますよ。

お味噌汁に入れる

我が家のお味噌汁は、いつも皮つき大根をカットして入れます。

皮だけを使うのではなく、皮をついた状態でいちょう切りや拍子木切りにして加えます。
この方が食べたときに美味しいです。

皮だけを使いたい場合は、きんぴらの方がおすすめですね。

大根のビタミンCは水溶性なので、お味噌汁に入れればビタミンCも無駄なく取ることができます。

まとめ

大根の皮にはビタミンCや、イソチオシアネートという辛み成分が多く含まれていることが分かりました。

皮も上手に使えば美味しく食べれて、栄養もしっかり取れます。
イソチオシアネートは生で食べると効果的なので、皮と一緒に大根おろしにして
料理に添えて食べるのが一番よい方法です。

でも、いろいろな食べ方で飽きないように工夫することも大切だと思うので、
他にも大根の皮の使い方を紹介してきました。

大根の皮で作るきんぴらはおすすめ。

大根の皮をむくときに、わざと厚めにむき、食べ応えがあるようにしましょう。
そして、米油を使ってサッと香ばしく揚げ焼き風に焼くことで
カリッとホクホクの美味しい食感が出ます。

また、味付けは無限大に。
スパイスやハーブなどを上手に使い、塩気や酸味をプラスして自分のお好みの味に仕上げてみてください。

お弁当のおかずにもピッタリで美味しい一品が出来上がりますよ。

大根の皮を無駄なく使えば、栄養も無駄なく摂取でき、環境にも優しいので
ぜひ実践してみてくださいね。

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