有精卵と無精卵の違いは何?栄養と味について確かめてみた!

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有精卵って栄養がすごく良いから
お値段も高いのに売れる人気の卵だと思っていた私でしたが・・・

「有精卵の栄養は無精卵と同じだよ」って知ってガーン。
ちょっぴりショックを受けました。

でも、有精卵を売っているお店では、人気で売り切れていたりすることも。

なぜみんな高いのに有精卵を買うのだろうか?

「有精卵と無精卵の違いって何?」
こう思っている人も多いと思います。

そこで今回は、有精卵と無精卵の違いについて確かめてみたことをレポートします。

目次

有精卵とは

有精卵とは字をみてもわかる通り、受精した卵のこと。

温めれば21日後くらいに孵化する卵もあるようなので、
我が家もさっそく孵卵器に入れて温めはじめました。

まだ日数が経過していないので、どうなるかは未知ですが、
この様子はまた後日報告したいと思います。

21日後に無事に孵化しました。

この感動の瞬間はこちらで書いています。

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有精卵として売られる卵には次のような定義があるようです。

雌鶏100羽に対して雄鶏5羽以上で平飼いまたは放し飼いして採卵された卵のこと

雄も一緒に飼育しなくてはいけないからコストがかかるのね。

しかも、放し飼いだから敷地も必要よね。だから高いわけだ!

栄養について

有精卵ときくと、生命が入っている卵なんだから、栄養もより豊富なんだ!と思いがちですよね。

実は私もずっとそう思っていたので、有精卵を食べたときは
栄養を余分に摂取できたような気でいました。

でも違ったんです。

有精卵は受精した卵というだけで、栄養は無精卵とほぼ同じ。

ちょっとびっくりな情報ですよね!

有精卵の目的は

有精卵は、とくに栄養面で優れているわけではないのに、作っているのはなぜだろう?

と調べてみたら、目的がありました。

それは、インフルエンザワクチンの材料としてウイルス培養に使われるからなんですって。

ウイルス培養には生きた細胞が必要で、それには有精卵が適しているために作っているということでした。

有精卵の味は?

せっかく高い価格で購入した有精卵。

味はどうなのか?

いろいろな調理法で食べてみることにしました。

生たまご

購入してきた新鮮な有精卵なので、生でも食べれます。

ということで、生たまごをご飯にかけて、卵かけご飯にして食べてみることにしました。

今回、購入した卵は地元で作られたお米をエサ全体の20%に利用した鶏から生まれた卵。
そのため、黄身の色がほんのり薄いイエローのような感じでした。

白身がプリプリっとしていて全体がこんもり。

これは、無精卵でも新しい新鮮な卵ならそうだと思いますが、
食べてみることに。

濃厚というよりは、卵臭さがない感じ。

私は逆にあっさりなのに、旨味がある、といった印象を感じました。

目玉焼き

目玉焼きを作って食べてみることにしました。

フライパンの上で割って卵を落とすと、白身がしっかりしているので、
ほとんど流れ出さない!

白身が盛り上がって厚みのある目玉焼きができました。

これも、新鮮な無精卵なら、こんもり盛り上がるとは思います。
ですが、やはり放し飼いして育った鶏の卵だけあって、
割った卵ですが生命力をどこか感じますね。(気のせいかもしれないですけど;)

では、味はどうかな?

まずはそのまま食べてみると、
半熟に焼きましたが、黄身の部分の膜がしっかりプルプルに固まって、
中が美味しそうな半熟。

でも、流れ出る感じではなく、「とろ~」という濃厚なとろみでした。

シンプルに塩を少々かけてみると、
これも、卵の臭みがなく美味しい。

少しめんつゆを垂らして食べてみると、
日本人が好きな卵とおつゆの組み合わせで、なんとも美味しい。

塩でも、めんつゆでも、そのままでも感じたことは、

もっと濃厚な味なのかと思いきや、意外とさっぱりしていて独特のクセがない
シンプルに美味しい卵の味がしました。

卵焼き

では卵焼きにしたらどうだろうか?

ということで、卵焼きを小5の息子に作ってもらいました。

艶々の綺麗な黄色に焼きあがった美しい卵焼き。
味付けは卵の味がよく分かるように少量の白だしとみりんで味付けしただけ。

綺麗に焼けた卵焼きをさっそく試食。

これも、卵本来の美味しさは、こんな味なのかな~と思わせるような
シンプルな卵の味。
とくに濃厚な味という感じはなく、薄く味付けした白だしとみりんの風味も
ほのかに感じて、全体にやさしい味わいの玉子焼きでした。

有精卵を食べてみた感想のまとめ

生でも、目玉焼きでも、卵焼きでも、すべてにおいて感じた共通点は

濃厚過ぎないシンプルな卵本来の味。

ということでした。(私の食べて思った感想です)

特別に濃厚な味のする卵は、逆にエサに何か特別な成分でも入れているのかもしれない。
そんな気もしてきました。

卵の味は生んだ親鶏がどうやって育ってきたのか?

私はこれが味の決め手だと思います

だから、今回の有精卵は地元のお米をエサに使って放し飼いでストレスなく育っていた鶏の卵なので
お米の濃厚すぎないシンプルな甘味や旨味を卵にも感じ、
ストレスのない環境が卵にもよい影響を与えていたのかな、そう感じました。

有精卵と無精卵の違い

美味しい卵とは、親鶏が育った環境とエサ!これに限ります。
エサで黄身の色が違ってくるわけで、
もし、青い色のエサをずっと食べさせていたら、青い黄身(黄身といえないですが)の卵ができるでしょう。
安心できるエサを食べている親鶏の卵なら、
卵も安心して食べれますし、美味しいと感じると思います。
また、環境にも味に大きな違いが出てきます。
無精卵はほとんどがケージ飼いで育った鶏の卵です。
人間も同じだと思いますが、狭い場所にずっといるのと広くて自由に動き回れる生活をしているのと
どちらが良いかといえば、間違いなく広くて自由に動くことができる放し飼いでしょう。
ストレスがない生活は、人間でも病気になりにくいし、いつまでも健康でいられる元気のもとです。
たぶん鶏も同じだと思うので、
このストレスが卵の味や鶏肉の味にずいぶんと影響が出てくる気がします。
有精卵と無精卵の大きな違いは、このストレスに関係しているのではないでしょうか?
有精卵はケージ飼いでは無理なため、ストレスが少ない鶏が生んだ卵になります。
無精卵はケージ飼いで育った、ストレスが多い鶏が生んだ卵ということ。
栄養は同じでも、育った環境、精神面で受ける味の違いが大きな違いということですね。

まとめ(だから有精卵は人気があるのね!)

有精卵は栄養は無精卵とほぼ同じ。
価格は高いのに、栄養が同じだなんて、とショックを受けてしまいますよね。
味はどうかというと、有精卵だから美味しい、のではなく、
エサや環境にこだわって育てられた親鶏の卵なら、味は美味しいです!
つまり、
有精卵は、エサや環境にこだわって育てられているため
結果的に味は美味しくなる、そして安心して安全に食べることができる、
ということなんです。
もちろん、有精卵は賞味期限が短いです。
生で食べるなら、新鮮な購入してすぐの卵がよいですし、
冷蔵庫で保存して、なるべく早く食べるようにしないといけません。
栄養面だけで卵を選ばれる人なら、有精卵よりも無精卵を買った方がよいかも、と思います。
安心で安全で味の質がよい卵を求めるなら、有精卵はおすすめです。
また、我が家のように、温めて孵化させたいと思うなら
有精卵は通販で買うのはおすすめしません。
地元で売っている販売店を探して、作り手のこだわりが分かる卵を購入してくださいね。
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