栗「茹でる」と「蒸す」で味はどう違う?美味しく食べる方法!

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秋といえばの季節ですよね。

栗はお料理にもお菓子作りにも使えて秋の味覚を楽しむことができますが、

茹でる方法蒸す方法では味にどんな違いがあるのでしょうか?

今回は栗を美味しく食べる方法を追求するために、茹でた栗と蒸した栗を比べてみました。

それぞれの味の違いや良さ、向いている料理など紹介します。

秋限定の美味しい食材「栗」をぜひ美味しく味わってみてくださいね。

目次

茹でた栗と蒸した栗の違い

シンプルに茹でたり蒸したりして柔らかくした栗をカットして

中をスプーンでほじくりながら食べる栗も美味しいですよね。

同じ栗で、茹でた栗と蒸した栗の味を比べてみました。

茹で栗

茹でたものは、水分が栗に入るためしっとりした食感になります。

少し塩を加えて茹でることで、塩分が加わり甘味が増して美味しく感じますね。

また、スプーンで取り出すときに、水分があるため取り出しやすくなっています。

蒸し栗

蒸した栗は、栗のホコホコ感がすごく感じられ、栗そのものの美味しさを実感できます。

「ほっくり」という表現がピッタリかな、と思うほどほっくり食感

栗の甘味そのものを感じることができました。

私は個人的には茹で栗と比べると味が濃く感じられました。

どちらが美味しい?

茹でた栗と蒸した栗のどちらが美味しい?

というと、これは個人の好みの問題でどちらとも言えませんが、

しっとり感がある方が好きな人は茹で栗が美味しく感じられます。
ほっくり感が好きな人は蒸した栗の方が美味しいと感じると思います。

茹でと蒸しのメリット・デメリット

茹で栗のメリット

栗を茹でる場合、お鍋だと40~50分ほどじっくり茹でます。

圧力鍋だと10分くらいで茹でることができました。

蒸し栗に比べると、茹でた方が早く加熱できるのがメリットですね。

また、茹でる場合は、ほんの少し塩を加えて茹でることが多いです。

塩を加えることで、ほんのり下味がついて栗がより美味しく感じることができます。

茹で栗のデメリット

水分を含んで仕上がるので、蒸した栗よりは、やはり少し水っぽく仕上がってしまいます。

そのため栗の味がきもち薄く感じたり、水っぽく感じますが、

これは、蒸した栗と比較してよく味わった場合に感じたことなので、

茹でた栗だけを食べていれば、あまり感じないかもしれません。

デメリットでもありますが、しっとり感が好きという人はメリットになるので

個人の好みの問題ですが、蒸しよりは水っぽく味が薄く感じるということになります。

蒸し栗のメリット

蒸し栗は蒸気で栗を柔らかくするため、茹でた栗よりもほっこり仕上がります。

栗のホコホコ感がしっかり感じられ、栗そのものの味をしっかり感じることができました。

味わいも茹でた栗と比べると栗の味が濃い感じがしました。

蒸し栗のデメリット

蒸す場合は、茹でる時よりも時間がかかります。

圧力鍋で茹でたときは、10分ほどの加圧で加熱できましたが
蒸す場合は、20分加圧して15分ほど放置してちょうどよい固さに仕上がりました。

また、今回の実験では半分にカットしてスプーンで取り出すとき、
茹でた栗の方が、水分がある分だけ簡単に取り出すことができました。

こちらが茹でた栗を取り出したもの。

栗の形そのままでポロっと取り出せたものがいくつかありました。

今回の蒸した栗は、なかなかポロっと取り出せなくて、
少し力を入れてスプーンでほじくって取り出しました。(栗の種類や状態によります。)

こちらが蒸した栗を取り出したもの。

この結果は栗の状態によるので、毎回とは限りません。

ただ、同じ栗で茹でたときと蒸したときで違いがあったので、メモしておきます。

色の違い

茹でたり蒸した栗の中身を取り出して栗きんとんを作ったとき、

色に違いがありました。

同じ栗で作っているので、これは加熱方法による違いといってもいいでしょう。

茹でた栗で作った栗きんとんの生地の方がどんより灰色っぽい色をしており
蒸した栗の生地は黄色っぽい色の生地が出来上がりました。

この違いには少し驚きました!

茹でると水分が含まれるためしっとり仕上がりましたが、

色も[栗+水分]で灰色っぽくなったようです。

蒸して作ったものは、栗そのものの色が出たので仕上がりが黄色になりました。

栗きんとんの味の違い

栗きんとんを作って、仕上がりの味の違いを比べてみました。

茹でたものは、色が少し深めで食感はしっとりです。

蒸したものは、色が明るい色になり食感はほっこりという感じです。

味を比べると、同じ砂糖の分量で作ったのですが、茹でた栗で作ったものより
蒸した栗で作った栗きんとんの方が甘味が強く感じました。

でも、これはよく味わって比べたときの違いなので、

どちらか一つだけを食べても、それほど違いは感じないと思います。

微妙な違いなのですが、個人的には蒸した栗で作った栗きんとんの方が好きです。

茹でと蒸しの使い分け

栗を使って作る料理やスイーツで、茹でた方がいいのか、蒸した方がいいのか?

これは、何を作るかによって使い分けるといいです。

茹でると水分が多く含まれしっとり仕上がります。

なめらかなピューレにしたり、しっとりした食感に仕上げたいものは
茹でた栗を使うといいです。

モンブランなどは茹でたものを使うと、よりなめらかな仕上がりになりますね。

蒸した栗は、ホクホクでほっこり食感。そして甘味がしっかり出ます。
栗の食感や味を強く出したいときには蒸した栗がおすすめです。

栗の粒を入れて作るケーキや、粒の食感を入れた田舎風の栗きんとん、栗蒸しようかんなどは
蒸した栗を使うと美味しく作れます。

お好みで使い分けてみてくださいね。

まとめ

栗は茹でると水分を含んでしっとり仕上がります。

そのまま食べる場合は、塩を少々加えて茹でることで塩味がつき美味しく食べれます。

蒸した栗は、ホコホコの食感に仕上がり甘味や栗の味がしっかり感じられます。

どちらが美味しいというのは、好みの問題なので決めれませんが

どんな食べ方をするのかによって茹でたり蒸したりを使い分けるといいですね。

また、蒸す方が時間がかかったりと、それぞれにメリットやデメリットがあります。

加熱方法での特徴を知ったうえで自分の好みに合わせて栗を加熱してみてください。

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