絶対おいしい!栗きんとんの作り方~岐阜県の銘菓を手作り~

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秋になると岐阜県では栗で作った「栗きんとん」が和菓子屋さんで販売されます。

栗とお砂糖だけで作られている素朴な味の栗きんとんは本当に美味しいです。

岐阜県で生まれ育った私は、小さいころから、この栗きんとんが大好きで

よくおうちでも作ってきました。

今回はおうちで作れるお店に負けない美味しい栗きんとんの作り方を紹介します。

自分で作ると甘さを調節できるので、本当に自分好みの栗きんとんに仕上がって美味しいですよ。

とくに私は甘さを控えめにして、栗の味を楽しみたいので秋になると絶対に手作りします。

ぜひ秋限定の美味しい和菓子を手作りしてみてくださいね。

目次

お店に負けない美味しさ!秋の和菓子「栗きんとん」

 

今回ご紹介するのは、岐阜県の銘菓である栗とお砂糖だけで作られた和菓子「栗きんとん」です。

お正月にサツマイモで作る栗きんとんとは違うので注意してくださいね。

岐阜県民にとっては、栗きんとんというと絶対にコレ!

栗の美味しさを100%味わえる秋限定の和菓子です。

和菓子屋さんによって甘味やしっとり感が違うので、食べ比べをしたりもしますが、
お値段も1個200円以上という高価な和菓子です。

今回はおうちでお店に負けない美味しい栗きんとんの作り方を紹介します。

ぜひ作ってみてくださいね。

材料

約10個分

栗(皮つき)・・・500g前後

茹でた栗の中身・・・200g
きび砂糖・・・50g

皮つきの栗500g前後を茹でるか蒸して柔らかくした後、中身を取り出して200g準備します。きび砂糖は栗の中身の重量(今回なら200g)の1/4の重さです。

作り方

1、栗は一晩水に浸しておきます。

 アクなど出たり、たまに虫が入っている場合には虫が出てきたりします。
浸しておいた水を捨て、新しい水で栗を茹でるか、蒸します。

鍋で茹でる場合は40~50分ほどかかりますが、じっくり茹でてください。

圧力鍋の場合は10分加圧すれば茹で上がります。

 

圧力鍋で蒸すこともできます。

この場合は水を300ml入れ蒸し用のカゴの上に栗をのせて20分加圧して蒸し
加圧後は15分ほど放置しておきましょう。

 

2、柔らかくした栗を半分にカットして中身を取り出します。

茹でたものと蒸したものでは栗の仕上がりに違いがありますが、

お好みの方法で柔らかくして中身を取り出してくださいね。

(ちなみに、私は蒸した栗で作る方が好きです)

 

3、中身の重さをはかります。重さの1/4の重量のきび砂糖を準備します。

200gなら、きび砂糖は50gでOKです。

フードプロセッサーに、取り出した中身ときび砂糖を入れざっくりと攪拌します。

栗の粒々が少し残っている状態でボウルに1/4量ほど取り出しておきます。

(食べたときに少し粒々感がある栗きんとんに仕上がります)
私はこの粒々感が田舎っぽくて好きなので、毎回この粒々を少し入れて作ります。

 

残りの分は、再び攪拌してなめらかにします。

 

粘土とまではいきませんが、粒粒がなくなりまとまった生地になってきたら

先ほどの粒々があるボウルへ加えて一緒に混ぜ合わせます。

4、合わせた生地を鍋に入れ加熱して少し練ります。

練りあがりの目安は、鍋に底に生地がこびりついてきた頃です。

 

ここで火をとめ生地をボウルに移し替えます。

下にこびりついた栗きんとんの生地は
「栗きんとんおこげ」として別の楽しみかたで食べてください。

栗きんとんに加えてしまうと、食感が変わってしまうので入れないように!

ボウルに移したら、茶巾で絞るまで乾燥しないようにラップをしておきましょう。

 

5、ガーゼに約20~25gをのせてキュッと絞ります。

絞ったら底の部分を平らにして安定させて出来上がりです。

少し楕円にして絞ると、お店のような栗きんとんになりますよ。

 

絶対に美味しくなる作り方のコツ

 

お店に負けない美味しい栗きんとんコツを紹介します。

絶対に水を加えない

栗きんとんを作るときは、絶対に水を加えないで作りましょう。

栗ときび砂糖だけです。

栗に砂糖が加わるとしっとりしてきます。

このしっとり感で生地をまとめていけば絶対に美味しい栗きんとんになります。

お砂糖は1/4でOK

お砂糖の分量は栗の重さの1/4で大丈夫です。

入れすぎると栗の味ではなく、お砂糖の固まりになってしまいます。気を付けてくださいね!

栗の状態にもよりますが、1/4量で美味しい甘味になりますよ。

もし、全然甘くないのであれば少し加えてもいいですが、栗の味を引き立てるために
入れすぎには注意してくださいね。

栗の粒を少し加える

栗を全部なめらかにつぶしてしまわないで、少しだけ粒々を残して加えてみてください。
この粒々の食感が何とも素朴で栗の存在感がアップして美味しさもアップします。
栗の粒があるのとないのでは美味しさが違って感じます。粒を入れると田舎っぽくなりますが、なぜか上品な味に仕上がってお店のような栗きんとんになりますよ。

加熱して練る(加熱し過ぎに注意)

栗と砂糖を合わせたら少し加熱して生地を練ります。

こうすることで、加えた砂糖が程良く溶けて甘味が増し旨味になります。

ただし、加熱し過ぎると水分が飛んでパサついた仕上がりになってしまうので
加熱し過ぎに注意してくださいね。

目安は、鍋底に生地の膜が出始めたころです。

生地のおこげは混ぜずに別で味わう

 

生地を鍋で練っていくと、途中から鍋底に生地がこびりついてきます。

これは「栗きんとんおこげ」と言われていて、「おこげ」が売っているお店もあります。

このおこげのカリカリを栗きんとんの生地に混ぜてしまわないように気を付けてください。

食感が悪くなりパサついてしまうためです。

でも、このおこげはカリッとして栗のクッキーのようでめちゃくちゃ美味しいので、
別のスイーツとして楽しんでくださいね。

まとめ

岐阜県では秋になると和菓子屋さんで販売開始される「栗きんとん」

栗と砂糖だけで作られた上品な和菓子です。

栗と砂糖があれば作れるのでおうちでも作ることができますよ。

美味しく作るコツを知っていれば絶対に美味しい栗きんとんが作れます!

栗は茹でるか蒸すかして柔らかくします。
栗の中身を取り出し、栗の重さの1/4のきび砂糖を準備します。
粒を少し残してフードプロサッサーで攪拌します。
生地を加熱して練ったら茶巾に絞って完成。

お水は絶対に加えないでくださいね。

お砂糖の入れすぎにも気を付けて作ってみてください。

栗の味が引き立って、秋を感じる美味しい和菓子が完成です。

ぜひおうちで手作りの栗きんとんを味わってみてくださいね。

 

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