中国風のお料理にとてもよく合う蒸しパン「花巻」を知っていますか?
中華まんの皮の部分のようなふんわり食感とほのかな甘みがあります。
豚の角煮まんを想像してもらうと分かるかな。
中国のコッテリ系のお料理にもよく合って、本当に美味しい蒸しパンです。
初めて食べたとき、「美味しい~」と感動して自分でも作ってみたいな、と思ったんです。
今回は「花巻」の簡単な作り方を紹介します。
ホームベーカリーでとっても簡単に作れるので、ぜひ作って出来立てを味わってみてくださいね。
ホームベーカリーで簡単に作れる「花巻」
材料
8個分
薄力粉・・・250g
強力粉・・・50g
きび砂糖・・・15g
塩・・3g
ごま油・・・小さじ1
ドライイースト・・・3g
水・・・150ml
仕上げ用ごま油・・・少々
米粉を加えて作るとモッチリ仕上がります。
米粉入りの材料は粉の配合と水分量を少し変更します。
粉の配合は
米粉・・・50g
強力粉・・・50g
米粉が入るので、水分を吸収しやすくなります。
(米粉の種類によっても違ってきますので、様子をみて増やします)
水の分量は160~170mlを目安に生地の様子をみながら加えてください。
塩、きび砂糖、イースト、ごま油の分量は同じです。
作り方
1、材料をすべてホームベーカリーに入れてセットする。
パン生地コースで一次発酵までおまかせ。
2、出来上がった生地を丸めてベンチタイム(10分ほど)
乾燥しないように、固く絞った濡れ布巾をかぶせておきます。
ラップだと生地がくっついてしまうのでおすすめしません。
8個同じものを作る場合は1個にまとめて丸くしてベンチタイムにします。
半分をアレンジして中に具や味をプラスする場合は2等分に丸めてベンチタイムを取ります。
写真はクルミと塩を生地の間に入れて巻いたアレンジ。
他にも、ネギ塩や炒りごまなど入れても美味しいですよ。
3、麺棒で30㎝×30㎝ほどの正方形にのばしていく。
のばせたら、手前を2㎝ほどあけて上全部に仕上げ用のごま油を薄く全体に塗る。
黄色の斜線の部分あたりにぬってください。
中に具や味を付ける場合は、ここでトッピングします。
クルミ(20g)と岩塩少々をトッピングしてみました。
4、生地にごま油がぬれたら、手前に向かって生地をくるくると巻いていく。
この時、ゆるやかに優しく巻くと綺麗な模様になります。
最後はしっかり生地を閉じておきます。
5、ベンチタイムをするときに2等分した場合は、1つの棒状の生地を4等分にカット。
1つに丸めて伸ばして棒状にした場合は、生地を8等分にカットします。
きれいな模様が出るよう、包丁をゆっくり優しく動かして下までカットしてみてください。
さらに、カットした1個分の真ん中を菜箸でギュっと下まで押して形をつけます。
6、蒸し器にクッキングシートを敷いて形をつけた生地を優しくのせて二次発酵。
30度くらいの温度で約30分。
二次発酵ができたら、蒸気があがった蒸し器で強めの中火で15分ほど蒸す。
クルミと岩塩を巻いた生地も同じように蒸しました。
15分ほど蒸すと、ふんわり膨らんで美味しそう~!
せっかく手作りしたので、熱々をどうぞ~。
きれいに仕上げるポイント
なんといってもあの模様がきれいに出せたらいいですよね!
模様がきれいに出るポイントは、生地にしっかりごま油をぬること。
全部ぬってしまうと、最後の巻き終わりの生地がくっつかないので手前2㎝ほどはぬらないでね。
そして、ゆる~く巻いていくと、発酵したときにきれいな模様がでます。
いろいろアレンジ
これは真ん中のくぼみを入れずにシナモンロール風に蒸してみたものです。
花巻の独特な形からはかけ離れてしまってますが(汗)
食事系の蒸しパンとして食べる以外に、スイーツとして食べても美味しいので、
甘いスイーツパンにするときは、この形にしたりしてます。
スイーツ系にする場合のおすすめは
黒練りごま+練乳 など。
食事系のおすすめは
何も入れない定番のふわふわ花巻も美味しいですが、
少しアレンジしていろいろ楽しむのもいいですよね。
甘辛料理によく合いますよ。
まとめ
中国風のイースト発酵で作る蒸しパン「花巻」の作り方を紹介しました。
ホームベーカリーに生地はおまかせ。
成形は四角にのばして、ごま油をうすくぬって、くるくるっと巻いてカット。
カットした生地の真ん中に菜箸をギュッと押さえて形を作り二次発酵。
ふくらんだら、仕上げは強めの火加減で15分ほど蒸して完成。
難しそうに見える形も、とっても簡単に作れます。
ふんわり食感とほのかな甘み、ごま油のいい香りで中華料理の甘辛にピッタリ合います!
この生地で豚まんなども作れます。
中に甘味の材料をぬって巻き込んで作ればスイーツ系の蒸しパンもできますね。
とっても美味しい花巻、ぜひ作ってみてくださいね。
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