「さよりめし」という料理を聞いたことがありますか?
私の地元である岐阜県の郷土料理で日本五大銘飯の一つに選ばれています。
どんな料理なのかというと、さんまの炊き込みごはんです。
塩さんまを使うので年中食べることができ、これがなかなかの絶品なんですよ。
今回はシンプルにサンマと生姜だけで作る簡単「さよりめし」の作り方を紹介します。
一度食べて気に入ってもらえたら、他の具材を加えてアレンジしてみてください。
さよりめし(さんまの炊き込みごはん)
塩さんまを使って作る炊き込みごはんです。
生姜をきかせて作ると美味しいですよ!
材料
4人分
お米・・・2合
塩さんま・・・2尾
生姜・・・5g
●酒・・・大さじ1
●本みりん・・大さじ1
●醤油・・・大さじ1
●ごま油・・・小さじ1
炒りごま・・大さじ1
作り方
1、お米を洗って水に浸しておく(約30分ほど)
サンマは半分にぶつ切りにして中の内臓を取り出し、きれいに洗っておく。
サンマはよく洗ったら水気をしっかりふきとっておきましょう。
ふつうのサンマで作る場合は、ここで塩をたっぷりまぶし20分ほど放置します。
このあと、サッと水で洗い水気をしっかりふきとります。
2、炊飯器に水気をきったお米を入れ、酒、みりん、醤油を加えたあと水を2合分まで入れます。
ここに、生姜の千切りとサンマをのせて普通に炊きます。
3、炊きあがりました。
ここでサンマだけ取り出して頭と骨を丁寧に取り除きます。
この作業は面倒ですが、頑張ってください。(美味しいさよりめしまであと少し!)
サンマを取り出したあとのご飯に炒りごまを加えてザックリと混ぜておきます。
4、骨を取り除いたサンマの身を混ぜ合わせたら出来上がり。
お好みでネギやワサビを添えても美味しいです!
なぜ「さよりめし」?
サンマを使うのに、「さよりめし」って変ですよね。
岐阜県は海がない県なので昔は細長い魚のことをすべて「サヨリ」と呼んでいました。
そのためサンマもサヨリと言われていたんです。
秋の収穫を祝う行事食として食べられていたので、秋の味覚である銀杏を加えることもあります。
あればぜひ加えて作ってみてください。
「さよりめし」作り方のポイント!
下処理をしっかり!
サンマを使うので、下処理をしっかりしておかないと魚の生臭さがごはんに移ってしまいます。
頭や骨は炊いてから取り除きますが、内臓は苦みが出るため最初の下処理でしっかり取り除き
きれいに洗っておきましょう。
また水気をしっかりふきとっておくのも忘れずに!
酒とみりんが重要
炊くときに加える調味料の酒と本みりん。
さよりめしには欠かせません!
酒も本みりんも魚の臭みを消して身をふっくらさせてくれる働きがあり、
また崩れにくくしてくれる役割もあります。
ただし、使う酒やみりんの種類に注意してください。
できれば純米酒のようなふつうのお酒を使用するか、あまり添加物が入っていないものを使ってください。
本みりんはもち米、米麹、アルコールを原料に熟成して造られますが
みりん風調味料は糖類や添加物などが含まれています。
ごま油でコク旨!
美味しい食べ方
・大葉
・わさび
・山椒
2杯目はネギとわさび、という感じで変えて食べるのも楽しいですよ。
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