私が住む岐阜県では、栗きんとんというと、栗を蒸して中身を出して裏ごしして、砂糖を合わせて作る
栗100%のちょっと高級な和菓子を想像するのですが・・・・
今回は、サツマイモを裏ごしして栗の甘露煮と合わせて作るサツマイモの栗きんとんを紹介します。
おせちにはもちろんですが、スイーツ作りにもいろいろ活用できるし、値段も手ごろなのが嬉しいです!
綺麗に仕上げるコツや、砂糖不使用でも美味しく作るポイントなどをお伝えします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
サツマイモで作る「なめらか栗きんとん」
サツマイモを茹でて裏ごししたら、火にかけて練りなめらかに仕上げます。
今回はサツマイモの甘味とみりんの甘味を使って砂糖不使用で作りました!
砂糖不使用ですが自然の甘味でとっても美味しく仕上がるので、ぜひ作ってみてください。
材料
約4人分
サツマイモ・・・大1本
(皮を分厚く剥いた状態で525gありました。)正味500~550g前後を目安に準備してください。
くちなしの実・・・1個
みりん・・大さじ2
煮汁(サツマイモを茹でたもの・・・大さじ1~2程度
塩・・・少々
栗甘露煮のシロップ・・・お好みで少々
栗甘露煮・・・4粒程度
作り方
1,サツマイモは分厚く皮を剥き、3センチ程度の厚さに輪切りにして水に浸す。
2,鍋に皮をむいたサツマイモとかぶるくらいの水を入れ火にかけ、まず下茹でする。
この時はくちなしの実は入れずに茹でます。
3,少し色が変わる程度にサッと茹でると、傷んでいたり、皮がしっかり剥けていない箇所が黒ずんできます。
黒ずんでいる部分がなければ、ザルに上げ本茹での準備をします。
もし、黒ずんでいる部分が見つかったら、その部分を包丁でカットしておきます。
4,今度は本茹でをするので、くちなしの実をキッチンバサミで半分に砕くと、3~4個に砕けます。
これをお茶パックに入れて袋の口を閉じておきます。
鍋に新しい水と下茹でしたサツマイモ、準備したくちなしの実のパックを入れて今度は柔らかくなるまで茹でます。
5,柔らかくなったサツマイモの水気をきったら、熱いうちに裏ごしをします。
フードプロセッサーを使ってなめらかにしてもいいのですが、サツマイモは繊維があるので、
なめらかなきんとんに仕上げたい場合は、少しめんどうでも裏ごしをしたほうが仕上がりがきれいです!
6,テフロン加工の深めのフライパンにみりんを入れ熱して沸騰させアルコールを飛ばします。
テフロン加工のフライパンを使用したほうがこびりついたり、焦げついたりしないのでおすすめです。
アルコール分が飛んだら(目安は半量になるくらい)、裏ごししたサツマイモを加え木べらで練ってなめらかにします。
このとき、少量の塩を加えて練ると、甘みが引き立ちますよ!
練る時に、固さ調整で様子をみながらゆで汁を大さじ1~2程度加えてください。
もしくは、サツマイモの甘さが足りないと感じたら、栗甘露煮のシロップを加えてもOKです。
7,お好みですが、栗甘露煮のみじん切りを加えて一緒に練っても美味しいです。
お菓子作りになめらかなピューレとして使う場合は、加えずに仕上げてください。
黒豆にも合う!
きんとんが出来上がったら栗の甘露煮をトッピングして一口サイズにまとめます。
このとき、お正月ならおせちの残りの黒豆をトッピングしても美味しいですよ。
黒豆の甘味がサツマイモのきんとんに良く合いますね!
ムースに混ぜたり、ケーキに加えたり、プリンなどのトッピングに使うのもおすすめです!
まとめ
サツマイモで作るなめらかきんとんの作り方を紹介しました。
色よく仕上げるために、くちなしの実を使いますが、ポイントは
下茹でしてから色が悪い箇所をカットしたあとでくちなしの実を加えて本茹でをすることです。
なめらかな食感に仕上げるときは、少し面倒かもしれませんが、裏ごしがおすすめです。
フードプロセッサーだと、どうしてもサツマイモの繊維が残ってしまうので、
結局、あとから裏ごしすることに・・・。
だったら最初から裏ごししておいたほうが時間が無駄にならないと思います。
味付けはサツマイモの甘味とみりんの甘さを活かして自然の甘味で仕上げています。
栗甘露煮を使う場合は、お好みでシロップを加えてもいいですよ!
おせち以外にもいろいろ使えるなめらかなきんとん。
ぜひ作ってみてくださいね!
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