鮎は塩焼きも美味しいですが味がしみた甘露煮は絶品ですよね。
あの味は自分では作れないと思っていたのですが、
鮎の甘露煮大好きな息子が「作って~作って~」というので挑戦してみました。
手作りの鮎の甘露煮の仕上がりにビックリ!めちゃくちゃ美味しい。
骨まで柔らかで味がしっかり浸みこんで、お店で買ってきたような味になりました!
そこで、今回はおうちで簡単に作れる本格的な鮎の甘露煮の作り方を紹介します。
3日かかるのですが、3日かけた価値ありの味です。
・美味しい鮎の甘露煮のためなら3日待てる
・圧力鍋がおうちにある
という人はぜひ挑戦してみてくださいね。
ホントにお店で売ってるような甘露煮が作れますよ。
骨まで柔らか!「鮎の甘露煮」
鮎の甘露煮は普通の煮魚とは違い、一度素焼きをしてから甘辛く煮付けます。
という流れです。
煮詰めて冷ますというのを繰り返すことで、しっかり味がしみこみ絶品の味わいになりますよ。
材料
鮎・・・4尾
水・・・200ml
酒・・・50ml
みりん・・50ml
酢・・・50ml
きび砂糖・・・大さじ3
醤油・・・大さじ1+大さじ2(あとから入れる分)
作り方
1、鮎をよく洗い水気をしっかりふきとる。
オーブンを180度に予熱しておく。
天板にクッキングシートを敷いて鮎を並べる。
180度に予熱したオーブンで約10~15分ほど焼く。(素焼き)
ここでは塩をふりません。
うっすら焼き色がつく程度で大丈夫です。
魚焼きグリルでも作れます。皮が破れるまでしっかり焼かないように気を付けてくださいね。
2、圧力鍋に煮汁の材料(水、酒、みりん、酢、きび砂糖、醤油は大さじ1)をいれ火にかける。
ここに、素焼きした鮎を並べて入れる。
3、圧力鍋で20分加圧する。
加圧後は自然冷却でそのまま放置。
約20分ほどして圧が下がったのを確認したら蓋をはずし煮汁をかけながら10分ほど煮る。
ここで、醤油大さじ2を追加します。
10分ほど軽く煮たら、火をとめる。粗熱が取れたら容器に入れ冷ます。
冷蔵庫で一晩寝かせる。
4、次の日、フライパンに鮎と煮汁を移して、煮汁をスプーンでこまめに鮎にかけながら煮る。
煮汁が半分くらいになったら、また容器に入れ冷蔵庫で一晩寝かす。
5、3日目、もう一度フライパンに鮎と煮汁を移し煮る。
前回よりも照りがついてコッテリした煮汁になっています。
煮汁が少なくなり、こってりしてきたら火をとめる。
ここで、もう一度冷まします。
最後に冷ますときは、器に盛り付けた状態で冷ましてもOKです。
冷めていくときに味がどんどん浸みこむので、煮えたすぐではなく冷ましてから食べてください。
ポイント
おうちで上手に仕上げるポイントを覚えておくと失敗なくできますよ。
素焼きしてから煮る
鮎の甘露煮を作る場合は、煮崩れを防止するために、素焼きをしてから煮ます。
小鮎の場合は揚げる方法もありますが、大きめの鮎はオーブンで素焼きするのが一番簡単です。
注意するのは、間違って塩をふったりしないことです。
塩焼きにするのではないので、何もしずそのまま焼いてくださいね。
圧力鍋で骨まで柔らか
圧力鍋で20分加圧するので、骨まで柔らかく仕上がります。
実際に作って食べてみると分かりますが、本当に箸で骨まできれいに切れ、
柔らかいので食べることができます。
醤油は一度に入れない
圧力鍋で加圧するときは醤油は大さじ1です。
加圧後、仕上げで3日かけて煮ていく段階で残りの大さじ2を加えて煮ます。
後から醤油を加えることで、より味がしみこみやすくなりますよ。
煮たら冷ますを繰り返す
圧力鍋で骨まで柔らかくなった鮎に、照りをつけ味をしみこませるために仕上げ煮をします。
このとき、煮たら冷ます、という工程を何度か繰り返します。
冷ますときに味がしっかり浸みこんでくれるので、この作業はとても大切ですよ。
日に日に煮汁がコッテリ、照りがついて少なくなってきます。
少し煮汁が残っているくらいで煮終えてくださいね。
まとめ(おさらい)
鮎の甘露煮に作り方を紹介しました。
骨まで柔らかで味がしっかり浸みこんだ美味しい鮎の甘露煮を作るには、
・圧力鍋で加圧して骨まで柔らかくする
・煮て冷ますを繰り返して味をしみこませていく
・醤油は最初に全部入れず後で追加する
このポイントをおさえて作ると、おうちで絶品の鮎の甘露煮が作れます。
本当に美味しいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
作ったら、ぜひ美味しいご飯も準備しておくといいですよ~。
ご飯が欲しくなるほど美味しい味です。
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