私は、三重県の伊勢神宮に行ったときに、必ず食べる料理があります。
それは、「手こね寿司」
かつおの刺身と酢飯に薬味がたっぷり入ったこのお寿司は本当に美味しいです。
コロナの影響でなかなか他県への外出もできない状況なので、
今回は、おうちで「手こね寿司」を美味しく作れる簡単レシピを紹介します。
酢飯の合わせ酢と、かつおの刺身を漬けておく漬けタレにポイントがあります。
ご家庭でも本場の味に近づけるような美味しい仕上がりの手こね寿司が作れるので、ぜひお試しください。
手こね寿司(伊勢志摩の郷土料理)
三重県伊勢志摩の郷土料理でもある「手こね寿司」
かつおの刺身で作ることが多いですが、ない場合はマグロでも代用できます。
薬味をきかせて作ると美味しく作れますよ。
新鮮なかつおの刺身が手に入ったらぜひ作ってみてくださいね。
材料
4人分
お米・・・2合
昆布・・・約10㎝程度
水・・・400ml
かつおの刺身・・・350g
★醤油・・・大さじ6
★みりん・・・大さじ1
★砂糖・・・小さじ1
〇酢・・・大さじ3
〇砂糖・・・小さじ1/2
〇塩・・・少々
大葉・・・5~6枚
生姜すりおろし・・小さじ1
炒りゴマ(白)・・・大さじ1
刻み海苔・・・適量
作り方
1,お米を洗い水に30分ほど浸しておく。
浸したお米の水気をきり、炊飯器に入れ、サッと濡れ布巾で表面をふいた昆布と水を加えてご飯を炊く。
2,★の調味料を鍋に入れ煮立たせ、冷ましておく。
〇の合わせ酢の材料を耐熱容器に入れ、レンジ600Wで1分加熱して砂糖をしっかり溶かしておく。
3,合わせ酢に煮立たせておいた醤油を大さじ1と1/2加えて混ぜ合わせる。
これを炊いたご飯に加えて、すし酢として混ぜ合わせる。うちわなどであおいで素早く冷ます。
4,かつおの刺身を5㎜ほどの厚さにカットして、★の醤油の残りに10分ほど漬けておく。
5,酢飯が冷めたら、大葉のみじん切り、生姜のすりおろし、炒りゴマを加えてざっくりと混ぜておく。
6,10分ほど漬けたかつおの刺身を、漬け汁をきって酢飯の上に並べ、刻み海苔をちらす。
美味しく作るポイント
漬けタレは一度煮立たせる
煮立たせることで、みりんのアルコール分を飛ばし、醤油をまろやかな口当たりにします。
しっかり冷めてからかつおの刺身と合わせてください。
合わせ酢は漬けタレを加えて味を決める
酢飯の合わせ酢に漬けタレを混ぜ合わせるので、その分、合わせ酢には砂糖と塩はほんの少しにしています。
合わせた時にちょうどよい味わいになります。
ふつうの酢飯よりも甘さを控えめにし、かつおの刺身と合わせたときに美味しく感じるバランスに仕上げました。
かつおの刺身は漬けタレに漬けすぎない
漬けタレに浸しておくことで、身がしまって味もしみこみ美味しくなります。
ただし、漬けすぎると固くなったり、味が塩辛くなるので、10分ほど漬けておくだけでOKです。
そのかわり、かつおの刺身は5㎜ほどの厚さ(少し薄め)にカットしてください。
薬味をたっぷり酢飯に混ぜておく
大葉や生姜などの薬味を細かく刻んでたっぷり酢飯に混ぜ合わせておきます。
今回は、生姜はすりおろして使っています。
薬味は大葉や生姜のほかに、あればミョウガや三つ葉などを加えても美味しいですよ。
盛り付けは漬けタレを切って
10分ほど浸しておけばしっかり味がしみこんでいます。
かつおの刺身を盛り付けるときには、漬けタレを切ってから盛り付けてください。
残ったタレは炒め物などの味付けの醤油として使えます。
まとめ
三重県の伊勢志摩の郷土料理でもある「手こね寿司」の作り方を紹介しました。
おうちでも本場の味を楽しむことができます。
甘さをおさえた酢飯に、旨味醤油に漬けておいたかつおの漬けをのせて仕上げる簡単なお寿司。
薬味をたっぷり加えた酢飯と味がしみたかつおの刺身がバランスよくてとっても美味しいです。
新鮮なかつおの刺身をみつけたら、ぜひ作ってみてくださいね。
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