大根の葉、捨てていませんか?
大根の葉には栄養がたくさん含まれています。
実は、大根は葉の方が栄養豊富で、ほうれん草や小松菜よりも栄養価が高い!
そんな大根の葉を無駄にしないために、おすすめの美味しい食べ方を紹介します。
いつも使わず捨てていた、
使い道が分からない、
ふりかけしか作ったことがない、
美味しい食べ方が分からない。
そんな人に、ぜひ作ってもらいたい簡単で美味しい食べ方です。
豊富な栄養を無駄なく使って美味しく食べてみてください。
大根の葉の栄養
大根の葉っぱの部分は緑黄色野菜になります。
とくに多く含まれているのが、
ビタミンA、C、E、カルシウム、カリウム、鉄分、食物繊維。など。
ビタミンAは、βカロテンと呼ばれている栄養素で、油と一緒に取ると吸収がよくなります。
この栄養素は大根の根の部分には含まれていないため、葉を食べないと摂取できません。
ビタミンCは、美容に欠かせない栄養素。
これは水溶性の栄養素になるため生で食べる方がよく吸収されます。
カリウムは、高血圧の予防やむくみ防止に効果があります。
鉄分や、カルシウムも、代表的な野菜であるほうれん草や小松菜よりも多いといわれています。
こんなにも栄養が豊富な大根の葉を捨てたらもったいないですよね!
でも、美味しい食べ方が分からないのよね~
そこで、今回は、簡単にできるおすすめの美味しい食べ方を紹介してきます。
ぜひ大根の葉を捨てずに使ってみてください!
生で食べる?加熱する?
大根の葉には加熱した方が吸収がよい栄養素と、生で食べた方がよい栄養素が含まれています。
先ほど栄養のところで書きましたが、
ビタミンAは加熱した方がよいですし、ビタミンCは生の方がよいです。
どちらの栄養を重要とするかによって、調理法をかえるというのも一つの方法です。
なので、どちらが良いというわけではありませんが、
ひとつ注意しておくとよいことがありますので覚えておいてください。
大根の葉に含まれるシュウ酸について
大根の葉には、シュウ酸という、いわゆるアクが含まれています。
これは結石の原因になる恐れもありますので、取りすぎには注意が必要ですが
ほかにも、ほうれん草やタケノコ、紅茶やコーヒーにだってシュウ酸は含まれているので
普通に食生活を送っていれば、あまり問題はないかと思います。
でも、念には念を。
できるだけアクは取り除いておく方がよいです。
アクの取り方は簡単。
熱に弱いので、2~3分茹でれば大丈夫です。
また、アクがあるということは、味にも影響が出てきます。
とくにお子さんにも美味しく食べてもらいたい!そう思うなら、
アクを抜いて下処理をした大根の葉を調理して食べさせてあげた方が
「美味しい」と言って食べてくれますよ。
ということで、今回はアクぬきをしてから使うという大根の葉の調理法を紹介していきます。
大根の葉の美味しい食べ方!
まずはアク抜き
大根の葉のアク抜き方法は簡単です。
まずは買ってきたり、畑でとれた葉付きの大根を、
なるべく新鮮なうちに葉の部分を切り落としてアク抜きの処理をしましょう。
切り落とした葉の部分を熱湯で2~3分茹でたら、水で洗い、そのあと水気をしっかり絞っておきます。
これは電子レンジでもできます。
耐熱ボウルに大根の葉を入れ、ラップをしてレンジ600Wで大根1本分の葉なら約2~3分加熱し、
さっと水で洗ってから水気をしっかり絞っておきます。
加熱してアク抜きができた大根の葉は、細かく刻んでおきます。
細かく刻むのは何か理由でもあるの?
大根の葉は意外と固いので、細かく刻んでおくと子供でも食べやすいのよ。
これから紹介する食べ方はすべて細かく刻んだものを使うから、冷凍する時も
刻んだ状態で保存しておくといつでもすぐに使えるわよ。
ラップに包んでジッパーなどに入れて冷凍しておけば、使いたいときにすぐに使えます。
お好み焼き風に。
アク抜きして刻んでおいた大根の葉とツナを合わせて作る
簡単でとっても美味しいおつまみ風の一品。
作り方はすごく簡単。
卵1個、味付けに和風だしの素を小さじ1ほど入れてよく混ぜるだけ。
お好み焼き風に仕上げれば完成。
卵焼きに。
子供も食べやすいように、少し砂糖を加えて甘辛に仕上げると美味しいです。
作り方はこちら。
甘味を出すために玉ねぎ1/2個を薄切りにして
レンジで3分ほど加熱して柔らかくしたものを一緒に加えます。
卵2個、砂糖大さじ1、和風だしの素小さじ1、をよく混ぜて大根の葉と玉ねぎを合わせる。
フライパンに油をひいて熱したら、生地を流し入れ両面をこんがりと焼く。
仕上げに醤油を少々たらして香ばしく焼き上げると美味しく仕上がります。
油揚げと合わせて炒める
油揚げの旨味と大根の葉は相性抜群です。
下処理した大根の葉なら、サッと炒めるだけで作れます。
味付けは麺つゆでOK.仕上げに炒りごまと摺りごまを加えると香ばしく仕上がります。
ツナを合わせる
ツナと合わせると美味しさ倍増しますね。
大人も子供も好きな味に仕上げることができますよ。
ここに、酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油小さじ1~2ほど加えて味付けし、
仕上げに鰹節を加えれば出来上がり。
塩昆布と合わせる。
塩昆布は万能調味料です。
昆布の旨味と塩分があるので、大根の葉も美味しいおかずに変身します。
仕上げは鰹節、お好みで七味などを加えてピリ辛に仕上げると大人のおつまみになりますよ。
鶏皮と合わせておつまみ風に。
鶏皮を香ばしくカリカリに焼いたものは、おつまみに最高ですよね。
このカリカリに焼けた鶏皮と大根の葉をサッと炒めて作る簡単で旨い!おつまみ風の一品。
下処理した大根の葉と焼いて食べやすくカットした鶏皮を一緒に炒めて塩、胡椒で味付け。
仕上げにみりん小さじ1程度を加えてサッと炒めたら出来上がり。
ギョーザやハンバーグなどのタネに混ぜ込む
これは、いろいろなものに使えるアレンジ法なのですが、
ギョーザを作ったり、ハンバーグを作ったり、肉団子を作ったりなど、
ひき肉などと一緒に混ぜ込むことで、栄養満点のおかずが出来上がります。
下処理して細かく刻んでおけば、いろいろな料理にサッと使えてホントに便利です。
ぜひ大根の葉を無駄なく使って美味しく食べてみてくださいね。
まとめ
大根の葉は緑黄色野菜に分類され、ほうれん草や小松菜以上に栄養が豊富です。
でも、アクがあるため、アク抜きをしてから調理する方が食べやすく健康的にも安心できます。
アク抜きは熱湯や電子レンジで2~3分加熱すれば大丈夫。
細かく刻んでいろいろな料理に使ってみてください。
ふりかけ風に炒めるだけでなく、
小麦粉を加えてお好み焼き風にしたり、卵焼きのように焼いてみたりすると
子供たちも喜んで食べてくれますよ。
また、合わせる食材は、油揚げ、ツナ、塩昆布、鶏皮など
旨味のある食材を合わせて美味しく仕上げてみるといいです。
ぜひ、大根の葉を活用して美味しく栄養もしっかり取ってみてくださいね。
大根の皮の活用法はこちらで紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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