鶏ムネ肉は高たんぱくでヘルシーでしかも値段も安く手に入るのでとっても便利。
使いたい食材の一つなのですが、パサつきやすいのが難点。
パサつき感がなくなれば、すっごく美味しいと思うのに・・・なんて思うことありませんか?
とくに鶏ムネ肉で作る鶏ハムは常備菜として作ってストックしておけば
お弁当のおかずや、毎日のおかずにそのままでもアレンジしてもいろいろ使えてほんとに便利。
そこで鶏ムネ肉のパサつきをなくすために、いろいろな方法を実験。
茹でる温度やお肉の切り方を変えてみたり、片栗粉をまぶしたり、酢や柑橘系に浸したり。
調理方法も茹でる、焼く、揚げる、蒸す。と様々な調理法で試してみました。
また、同じ加熱でもレンジ、蒸し器、オーブン、フライパン、などを使い
しっとり柔らかくさせる裏技を発見!
いくつかの裏技があるのですが
その中の多くは温度管理をしたり、粉をつけたり、切り方に注意したりと
いろいろ気を付けるポイントが出てきます。
そこで、今回は鶏ハムを作るということに限定し、
・鶏ハムを作ろうと思っているけど難しそうな気がして、まだ作ったことがない人。
・鶏ハムを作ってもパサパサっとして美味しくできないという人。
・お肉を糸で巻いたり、ラップで包んだりする作業が面倒な人。
・温度管理をしながら茹でるのが無理、つきっきりで調理したくない人。
という人のために嬉しいレシピをお伝えしようと思います。
「ムネ肉を柔らかくする裏技を使って短時間でしっとり美味しく作れる鶏ハム」
そんな夢のようなレシピがあるのか?
あるんです!!!
その秘密はなんと「ヨーグルト」
あてはまる人はぜひ読んでみてください。そして実践してみてくださいね。
ムネ肉を柔らかくする裏技とは!
鶏ムネ肉を柔らかくする裏技は、なんと!!
ヨーグルトを使うこと。
ヨーグルトは酸味もあり、発酵食品であり、お肉との相性も悪くない食品。
この特性を利用して、ムネ肉を柔らかくしっとり仕上げることができます。
しかも、ヨーグルトに1晩漬け込むといっためんどうな時間のかかる作業はしません。
今作ろう!と思った時に、短時間ですぐに作れるのがホントに便利です。
ラップや糸でしばらずに気軽に作れる鶏ハム
鶏ハムを作るのに、私の中ではラップで包んだり糸でしばるイメージがあったのですが、
時間がない時には意外とめんどう。
不器用な人だと、この作業だけでイヤになってしまいますよね。
ラップで包んだり、糸でしばって形を整える方が仕上がりが綺麗ですが、
そのままでも美味しく作れる方法もあります。
ヨーグルトと一緒にオーブンで焼くのです。
これが想像以上に美味しい!
パウンドケーキの型を使ってヨーグルトに浸け込みながら焼きます。
こうすれば、鶏肉の旨味が逃げません。
焼いている間にお肉の旨味が調味料となって浸みこんでくれます。
パウンドケーキの型にはクッキングシートを敷いて、取り出しやすくしておきます。
そしてヨーグルトには塩を加えてほんのり味をつけておきます。
塩は食材を美味しくしてくれる役割を持っているので塩を加えることを忘れずに!
と言っても、どれだけ加えたらよいか?
これも、いろいろと実験をしてみました。
鶏むね肉1枚を鶏ハムにする場合、ヨーグルトは100gがちょうどよい量になります。
ヨーグルト100gに対して3gの塩を加えて作ると美味しく出来ます。
ヨーグルトは甘みのついていないプレーンタイプのものを使用しましょう。
ヨーグルトで鶏ハムを作る時のコツ
ヨーグルトに浸け込む時間がなくても美味しく作れるように、
鶏むね肉にはフォークで数か所穴を開けておきましょう!
塩を加えたヨーグルトと鶏むね肉を合わせてオーブンで焼くだけですが、
穴を開けておけば、味がしっかりしみこみ、またヨーグルトの成分がお肉に入り込んでくれるので
しっとり効果が抜群に良いですよ。
オーブンの温度は180度から200度くらいが理想です。
焼き時間は30分前後を目安に焼きます。
なぜ、このような書き方をするかというと、オーブンは家庭にあるものそれぞれクセがあります。
180度と言っても低めな仕上がりになるものや、焦げてしまうようなオーブンもあります。
またガスオーブンと電気オーブンでは火力が違うので焼き具合も変わってきます。
どんなオーブンでも美味しく作れるように、温度はいわゆる高温。
温度設定があれば180度~200度を目安に設定します。
自分が使っているオーブンのクセや特性を考えて作ってください。
また、一度作ったときに焼きが足りないと思えば、
次からは温度を上げたり時間を長くすればよいのです。
途中で裏返して焼くと均一に焼けます。
もちろん、オーブンで焼きっぱなしでも出来ます。
私も何度も焼きっぱなしで作っていますから大丈夫。
ただ、焼きムラができやすいという欠点があるため、できれば途中で一度裏返すと良いです。
気軽に作れる鶏ハムなので、
あまり細かいところを気にしなくても美味しく作れるので安心してください。
焼いたあとはヨーグルトがカッテージチーズのような塊とホエー部分の液体に分かれますので
この塊や液体も無駄なく使ってくださいね。
焼いたあとのヨーグルトの使い方
鶏ハムが出来上がったら、残ったヨーグルトの塊は塩気とお肉の旨味が濃縮されて美味しいです。
これは、そのままでも美味しいですが、せっかくなので鶏ハムのソースにするのがおススメです。
ヨーグルトの塊を取り出して、オリーブオイルを少し加えて混ぜたら、
ネギやゴマ、大葉など薬味になるような食材と合わせればソースの出来上がりです。
また、残っている液体も鶏肉の旨味がしっかり入っているので、
汁物を作るときに加えてみてください。
鶏むね肉1枚で作る場合は、液体は大さじ1~2程度くらいしか出てきません。
なので、普通にスープを作っているところに、焼いたあとの液体を少し加えて旨味をプラスする感覚です。
そのあとは、味をみながらスープの素や、醤油、塩、オイスターソースなど
自分の仕上げたい味付けに調味料を加えて作れば美味しい汁物も出来上がりです。
まとめ
鶏ムネ肉を柔らかくする裏技をつかって、
しっとり!短時間で美味しく作れる鶏ハムの作り方を紹介しました。
この裏技はヨーグルトを使うこと。
お肉に穴をあけて味を浸みこみやすくし、
塩を3%加えたヨーグルトと合わせてオーブンで焼くだけで完成。
とっても簡単です。
しかも、パサつかずしっとり美味しく仕上がります。
今回は鶏ハムを作るということに限定してお伝えしてきましたが
ヨーグルトにはお肉をしっとり柔らかくする効果があるので、
鶏ハム以外にも、もちろん応用できます。
ラップや糸でしばったりして形を整えていないので
丸い鶏ハムにはなりませんが、
気軽に美味しく作れる鶏ハムなので、初めて作る人でも簡単にできます。
丸い形に仕上げたい人は、お店のお肉売り場にサービスで置いてあるお肉用のネットを使ってください。
冷蔵庫にストックしておくと、サラダやメインの料理まで、いろいろ使えてとっても便利な鶏ハム。
ぜひ挑戦してみてください。
ヨーグル鶏ハムの詳しいレシピはこちらで紹介しています。(お肉用ネットを使用してます)
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